ようこそ賢治の小道へ

 宮澤賢治は花巻で、詩、童話等、たくさん夢ある作品を残し、今もなお私達を魅了してやまない作家です。賢治ワールドに引き込まれたファンの人達が全国にたくさんいることと思います。

 私もまたそのファンの一人です。岩手出身ですので小さい頃から賢治の作品は折にふれ読んだり聞かされたり目にしてきたように思います。

 月夜に照らされた電信柱が行進する様子にビックリする恭一の顔、きつねの紺三郎から雪の凍った月夜の晩、幻燈会におよばれする四郎ととかん子、うなるようなセロの音、すすき野原を風とともに舞い上がっていく又三郎。いろんな情景が心の中に残っているのです。暖かいまま心にしまっていたそれらをこの度観念の世界から立体的な三次元の世界におこし、表現させて頂く機会に恵まれました。それも他分野の方々(ドール・布アートの方、彫刻家、他流生け花の方)と一緒に制作することで、より深みがあり、広がりのある作品展が出来たのではないかと思っております。まだまだ勉強途中ではありますが、図書館の方々のおかげで、素晴らしい体験をさせて頂きました。

 それでは.....

=乗車券=

さあ、賢治の小道を通って、山猫軒へようこそ!

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