草月いけばな展
[花と友・蒼い森・縄文の里]
勅使河原宏家元出品
1997年10月18日(土)〜19日(日)
午前10時〜午後6時(19日は午後5時閉場)
会場:青森駅ビルラビナ5階ホール
主催:草月会青森県支部/財団法人草月会
後援:
青森市文化団体協議会/八戸市文化協会
   
東奥日報社/デーリー東北新聞社/NHK青森放送局
   
RAB青森放送/ATV青森テレビ/ABA青森朝日放送

     

         草月流家元 勅 使 河 原 宏

       大地から切り放された植物たちを、人がもう一度別のかた      

      ちで再生させる。それがいけばなというものです。    

         花は美しいけれど、いけばなが美しいとは限らない。

         花は、いけたら、花ではなくなるのだ。      

         いけたら、花は、人になるのだ。

      と、父・蒼風はいいました。たしかに、いけばなにはいけた人

      の感性がまるごと現れるものです。優れたいけばなは、植物の

      魅力がいけた人の情熱で濾過されて、別のものに変貌してしま

      うのです。“別のもの”とは、固有名詞が消えてしまうという

      ことです。いけたひとの“はな”になりきってしまうというこ

      とです。

       さてこの会場で、どれくらい、そういう作品と出会えるでしょ

      うか。じっくりとご覧いただければ幸いです。

      

      

         草月創流70周年記念行事実行委員会

                    青森県支部実行委員長  立 花 一 華

                    青 森 県 支 部 支 部 長   中 塚 一 昌