咬合採得のチェックポイント

先に言ったように咬合床での咬合採得はかなり難しい作業です。だからといって、あきらめてはいけません。下顎の咬合床をお湯の中で均等に軟化し、咬合採得します。

その際の模型上でのチェックポイントをお知らせします。その前に

1)作業用模型に正中線を引く

ここからはじまります。これ無しではこれ以降の全てのチェックが出来なくなります。これは必ずやりましょう。

  

2)咬合採得した上下の咬合床の正中が合っているかどうか確認する。

     


  

3)下顎の作業用模型に咬合床をつけ、それに上顎の咬合床を咬ませ、正中が合っているかどうか確認する。同時にハミュラーノッチと臼後三角との位置的変位が無いか確認する。     


     

4)上顎の作業用模型に咬合床をつけ、それに下顎の咬合床を咬ませ、正中が合っているかどうか確認する。同時にハミュラーノッチと臼後三角との位置的変位が無いか確認する。 


5)側方から見て、上顎の咬合平面が左右とも臼後三角の1/2あたり(つまり同じ位置)を通過していることを確認する。

これで、模型上での咬合採得のチェックは終了です。

さあ、次の患者さんからやってみましょう。

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