本物のすごさ


あんなことの次の日は、こうして心をなだめる

昨日のブログで怒り心頭のワシの脳天は、いささか落ち着きを取り戻し、励ましのカフカ的K氏のメールにも勇気づけられ、飾らないワシを正直に見て頂き感謝です。気を取り直して心を豊かにする文学ならぬ絵画に接する事にした(笑)。といっても本物は無いからね、この前、実は初めて行ったブリジストン美術館の本で我慢です。あの時釘付けになったのは青木繁の「海の幸」でしたな、やはり。本物の迫力に身動き取れなくなりました。多分30分は動けなかったと思います。。。



わずか28歳で全てを燃やしたと考えるのはワシら俗人のひがみで、もし生きていたのならどれほどのすごいものを世に送っていたのかと思うと身震いすらします。

そしてもう一つ、思い出しました。やはり絵の向こうの喜び悲しみはもちろん、匂いやさっきまでの雑音やこれから言おうとしている言葉のはじっこや、それら全てが一瞬に閉じこめられたルオーの「ピエロ」これもまた心をゆさぶる作品でした。



タマシイをゆさぶられるとはこの事です。
あ〜、心洗われたあの時間を思い出し、少しだけ豊かな感じになりました。。。これは大切(笑)。本物の絵画とは、如何にものすごい力を持っているんでしょうね。それがうまいとかへただとかの前に、何かしらの思いが、必ず伝わってくるすごさがあります。これを糧に明日の仕事もがんばれるような気がしてくるのは本当です。また、行って見ようかなとボンヤリ考えて明日の朝一番のオペに備えるわけです(笑)。寝るかな。。。。。

Posted: 水 - 9月 12, 2007 at 01:10 午前        




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