¿Quo Vadis?


高齢者歯科医療の今日的課題

今日は朝から青森での書類めくりのお仕事でした。久しぶりに電車で行きましたが、うかうか寝ていると函館に着いちゃうのでアブナイですね(笑)。でも、自分で運転じゃないのでラクチンと言えばラクチン。。冬場はこっちかな・・・・・。帰りは駅ビルで、晩飯のおかずにと、マイセンのヒレカツやらエビフリャーやらコロッケやらを買い込んで帰路につきました。時々はいいかも。



明日から今度は東京です。なるべく毎回行くようにしているQuo Vadis?の学会です。マニアックな中身なので臨床家は参加しにくいと言う評価を得ているようですが、とんでもない。こう言う基礎からの「身体の口腔のそこで何が起こっているのか?」という推理が出来ないから、まともな診断が出来ないんだと言う事を理解するべきです。最重要ポイントはスポーツも学問も「基礎」である事に異論はないでしょう?先のインドのインプラント学会でもPRP関係の基礎系発表が2つありましたが、素晴らしい事だと思います。確かに皆眠そうな人が多かったんですけれど(笑)。



ワシは研修医にいつも言います。例えば、、「今、根尖でどういう事が起きているのか想像できるのか?人の身体と外敵はどういう攻防を繰り広げているのかイメージできるのか?」・・・・・研修医はなかなかピンと来ないようです。でも、これがわからない事にはどうにもなりません。すぐに皆、こういう症状なら、こうしてああしてこういう薬をこうする・・・・事ばかり覚えたがります。それがその通り出来ないとパニックになります。マニュアルに無い返答をされた時のマクド嬢の右往左往ぶりと同じです。これじゃあ医者はやってけないよときつく言いつけます。

今回のお題目は「高齢者歯科医療の今日的課題」ですから、どういう哲学的意志を持ち科学的根拠で対応するべきなのかと言う話をしっかり聞いてきたいと思います。この学会、先に延べたようなハウツーはいっさい出てきません。だって基礎系の先生たちが議論するんですから。楽しみです。

弘前のH先生からコメントメールいただきました。同感です。まさしく同感です。あたり前の事をあたり前にきちんと正しく、そんなあたり前の事が出来ないのに、インプラントだ矯正だ、、は、、へそで茶が湧きます(笑)。日本の歯科の渾沌とした局面に、まさしく今、迷いこむ寸前の若き歯科医師は、まず己の心を鍛え歯科医師たる目的を明確にせよ。。

Posted: 金 - 12月 14, 2007 at 11:25 午後        




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