明日は朝から青森ですが、小惑星の話


9/9は昼のNHK生放送です。詳細は明日のブログで。話題は「歯ぎしり」。

シューメイカー・レビー第9彗星を覚えていますか?1994年7月、20個程が次々と木星に衝突したあれです。当時20センチのシュミットカセグレン式望遠鏡を持っていたのですが、この撮影の為にわざわざ家の屋根上に台座を作り、金属ピラー式のコンピュータ制御式25センチシュミットカセグレン望遠鏡 を買いましたよ(笑)。幸い当日は八戸地方は良い天気に恵まれ、およそ40枚ほどの衝突写真を撮る事に成功しました。だって、当時のマックPowerBookにアプリを入れ、目的の天体を検索すると望遠鏡がかってに動きそして追尾すると言う、、、ハイテク望遠鏡の走りでしたから。奇麗なスライドが今でもどこかに(笑)保存されているはずです。ぶつかった時の大きなしみは、地球よりでかいものでしたね。。

何でこんな事をいきなり書いたかと言うと、、、ワシの愛読書サイエンスでも以前特集を何度も組んでいる「小惑星地球衝突」の話なんです。サイエンスでも科学的裏付けは無いとは言うものの、100年に一度の小惑星地球衝突を予測しています。100年前の1908年、シベリアのツングースカでの2000平方キロに及ぶ大爆発は小惑星のものである事は明白になりました。で、今年が100年目と言う事で、ナショジオでも特集を組んでいます。私の記憶では小学6年生の時、出張から帰ってきた父が大きな火の玉がゆっくりと東の空に移動するのを興奮して教えてくれたのですが、これは世界中で確認されて、約150トン程の小天体が大気圏をかすめて通過した為である事がわかりました。子の大きさぐらいでは観測やマーキングは難しいのだそうですが、これより大型の「何時ぶつかってきてもおかしくない小天体」はNASAで把握しているだけでざっと950個を超すのです。

ツングースカのやつは、大きさが約40メートルほどで2000平方キロの焼け野原。。映画じゃないけれど防ぐ方法はただ一つしかないのです。そう、小天体に向けて核弾頭を撃ち込む事。これは今の制御技術ではそんなに難しい事ではないのですが、スイッチを押す人の心労たるや大変でしょうね。核弾頭廃絶を唱える人達に訪ねますが、こう言う時使えないのはどう思います??(笑)。揚げ足を取るようで申し訳ないが、これしかないんじゃ核弾頭もあった方がヨクナクナクナイ?
だって今じゃ、核も、抑止力以外の使われ方はまずない訳ですからね。ああ、思い出しましたが、ノーベルがダイナマイトを作った時、こんな危ないものをどうして作っちまったかと言う問いにこう答えています。
「このような大きな破壊力のあるものを作る事によって、国家間の抑止力が生まれ、平和が保たれるのです。」
なるほど、核も、冷戦時代と言う核の抑止力による平和を維持してきたんだなぁと。サヨクな人の寝言は別にして、これが真の平和の舞台裏なんですな。。

で、小天体の衝突に、皆さんもう少し敏感になりませんか?(笑)って、まあ、どうする訳でもないですけど。。。

Posted: 月 - 9月 8, 2008 at 11:36 午後        




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