節分


オニは研修医(笑)・・ワシじゃない

立春ですね。季節の変わり目には邪気が生じる訳で、それはひとの身体にも、もちろん家や町や至る所に(笑)。邪気は気合いの入ったひとにはなかなか入り込みませんが、落ち込んでいたりぐずっていたりすると、すぐさま入り込みます。無邪気なのが一番と言うじゃないですか。

ワシが昔良く勉強した東洋医学では、傷寒論 の様な具体的手技に的を絞った文献には邪気と言う言葉は出てこなかったような気がするのですが、黄帝内経 の素問の総論には出ていたような気がします。正気じゃないと邪気が優ると言う事ですよ。このバランスが大切なんです。外的邪気は風暑湿燥寒火の6つで、内的邪気とは怒喜思憂恐の5つです。内的邪気が優ってくると様々な病気を引き起こすと考えるんですね。ココが東洋医学のミソ。
これが庶民に浸透する間に、邪気=オニ(鬼)と言うふうに解釈した方が分かりやすいと言う事になり、邪気がうろつく季節の変わり目に鬼を払うと言う事になる訳です。柊や鰯の頭は用意しませんでしたが、しっかり豆まきやらせていただきました。本日の仕事が終り後片づけが終って、研修医の小沢先生が鬼の角をかぶる(笑)。スタッフの歓声と供に、各部屋を回りました。この歓声で鬼も逃げるな。。





Posted: 火 - 2月 3, 2009 at 11:33 午後        




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