寒波暖冬


時間がかかるのは仕方ないか

火曜水曜と青森で書類めくりのお仕事。診療室は元気なドクター&スタッフが守ってくれていますから安心です。何か昔よりますます忙しい感じがするのは気のせいかな。
先週大寒波で青森も八戸も結構な寒さでした。もちろん雪もどっさり。それよりも何よりも、馬淵川の完全結氷は久しぶりでしたね。釧路じゃなくても川は凍るんです(笑)。そのどっさりの雪をどけた雪の壁が、青森はすごいことになってます。館山や八甲田の雪の回廊ほどじゃないですけれど、裏道に入るとすごいですね青森。
で、それが昨日の気温の上昇で(10度前後)、一気に水になって流れ出してきたのでさあ大変でした。行き帰りの八甲田みちのく道路もびしょびしょ。田舎道は厚いシャーベット道路となり、ハンドル切れないハンドルとられる、ブレーキ効かない効くと滑りまくる、、、のえらいことになりまして、通常の青森-八戸間の運転時間は二倍以上かかる羽目に。。。これは大層疲れるのです、はい。
そしてまた。今日からの寒波で、今度はびしょびしょの道路が氷結。透明の氷がアスファルトを全面覆ってしまうブラックアイスバーンは本当に怖いんですよ。次の青森行きは多分電車ですね。

さて、昨日ある会合がありまして色々話を聞いていたのですが、歯科技工物の海外委託問題が問題視され、特に中国モノの中に混じってはいけないものが混じっていた・・・等という(未確認)センセーショナルな話をTBSが取り上げるそうで。うちは海外技工はスエーデンに少し出しています。一定の報道にあおられた庶民が大衆化しないようなジャーナリズムに期待したいのですが、歯科医師が悪者になった方がマスコミ的には面白いですから注意が必要です。

ところで、、、、妙ちきりんなニュース。だいたいね、インプラントの使い回しなど言語道断。話にならない話ですよ。しかし、視点を変えると、こういう歯科医師がいて、HPやデジタルなネット口コミや他の放送媒体を駆使した結果、患者さんは旨くコマーシャリズムにのせられて、わざわざ遠くからも来院していたそうな。この歯科医師は最低なのですが、一方、自分の目と耳と頭を使わず安易にネット媒体を信用して起きている被害(例えばやせ薬(笑))って驚くほど多いですよね。それと同じじゃないのかなと思ってしまいます。実際におこなった患者さんの生の声は本当の口コミ。デジタルな口コミはいくらでも操作可能(笑)。自作自演の山ですから注意しましょう。
要するに、被害拡大の背景には何らかの広告操作があり、その広告操作に旨く載ってしまったと言うことだから、規制が非常に曖昧なデジタルの世界が一番の道具として使われると言うことですね。
インプラントでググってみてください。このインプラント業界のカオス分かりますでしょうか?インプラントロジストとして本当に尊敬する素晴らしい先生方など全くヒットしません。逆に「一本10万円!」なんて言う企業広告が飛び込んできて、何だかなぁ(笑)。

ワシはこの20年、本当にまじめにひたすらインプラントを行ってきました。当院のインプラントの患者さんはそのほとんどが口コミ紹介です。トータルでビックリするような数ではありませんが(年間約200本程度)、GPがきちんと対応できるぎりぎりの上限数です。インプラント治療は目的ではありませんからそれで良いのです。

Posted: 木 - 1月 21, 2010 at 04:11 午後        




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