機内で読んだ本、読みたくて買った本


長時間の機内は絶好の思考空間

デンマーク戦は、よござんした(笑)。たいしたものです。最近の若い奴らは・・・・・すごいですね。
さて、

エアラインで欧州線など12時間ぐらい長い時間機内に拘束されるのをいやがる人は多いですね。ワシはそんなに嫌いじゃないと言うことを何度かここで書きましたが、今回も普段見られない映画や本をしっかりと読ませて頂きました。往復24時間のうち寝たのは行きの4時間くらいなので20時間の自由時間です(笑)。
帰りは一睡も出来ませんでしたので。

まずERのシーズン14全19話のうち15話を一気に見ました。トータル645分ですから約11時間が消えました。よく考えたらこれでほとんど使ったか(笑)。で、次に不思議の国のアリスインワンダーランドを見ました。非常につまらない(笑)。この話、元々シュールなんだから、ここまですると受ける人にはうけるだろうけれど、、、、1時間でギブアップというか新映像にげっぷが出ちゃう。1930年代の古い作品の方が圧倒的に面白くできていたと感じましたね。
ルイスキャロルの作品の醍醐味は言葉遊びなんですよ。数字遊びも。彼の天才的能力は物語のストーリーではなく随所にちりばめられた数々の「遊び」なんですけどねぇ。。。ま、流行ってるんだからいいか。

これで12時間。まだ8時間ある。次に出ましたのが、久しぶりに読むミステリーサスペンス「死ねばいいのに」。そ、京極さんです。出発前にiTunesストアで電子ブックとして売っていたので、買って入れておきました。久しぶりに京極さんとか読んだんですが、、お、面白いですな(笑)。4時間かかりました。
一人一人のシーンが6人分。つまり各シーンには登場人物は2人しかいないわけで、その場面場面の描写が秀逸です。そして、とても現代的といいますか、出会う人出会う人全て個人に問題を抱えているわけで、それは全て人の所為だと本人が思っているところが今風です。読んでいない人のためにあまり多くは書きませんけれど、たった一人バカだけれど純粋な人間がむしろ希少だという風刺まで効いていますね。確かに今の世の中、何でもかんでも人の所為だもんね。そう言う社会って嫌になりませんか?

さあ、残り4時間です(笑)。i文庫でダウンロードした林芙美子さんの「シベリヤの三等列車」を。こういう感じの物語はあまり読まないのですが、違う視点からのプロレタリア作品かなぁ。ちょっと気になって1時間弱。残り3時間。
で、手塚治虫の「安達ヶ原」秀作ですよね。短編としては今なら結構ベタなストーリーかもしれませんが、当時はねぇ。光速移動していると時間の経つのが遅いという相対性理論をいち早く物語に詰め込んだ手塚氏の意気込みを感じます。30分なんてかかりませんが、後は新聞読んだり考え事したりメシ食ったり酒飲んだり(笑)。素敵な時間をありがとうです(*^_^*)。

右のアマゾンで次々検索しましょう(笑)。

Posted: 木 - 6月 24, 2010 at 05:03 午後        




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