一つ忘れた


読みたくて買った本のご案内を(笑)

東京駅で2時間ほどの時間が余り、八重洲ブックセンターをぶらり。丸の内に丸善の本店が数年前に出来てから、めっきりここも昔ほどの騒々しさではなくなりましたが、こっちのがマニアックというか、、無い本はないというか。ビックリするような本に出会えます。

そこで見つけた、「これからの正義の話をしよう」。。。。アマゾン第一位のベストセラーです。中身も面白い。リベラルサヨクがわなわな来るような内容。いつもワシがいっている、米国の毒・・とは、実は米国という国は共和主義の強烈な保守。自由主義とはちょっと違うんだと言うことね。だから中共によく似たところが沢山あって、ワシはそれが我慢できない米国の毒なのである。さらに、、、
「1人を殺せば5人が助かる状況があるとしたらあなたはその一人を殺すべきか?」
「金持ちに高い税金を課し、貧しい人達に再配分することは公正なことだろうか?」
などなど、特にリベラルサヨクな人達にタブー視されてきた本当の正義に対する議論が満載ですよ。哲学命題を無視して現実逃避主義に走るサヨクな共産党や社民党の言い分も分からなくはないけれど、次の子供達にそのまま目先の砂粒の個を押しつけて良い物かどうかそろそろ考えないと、現状でもすでにはっきりしてきた知識格差が助長され、ますますとんでもない大人が増えて社会は崩壊し始めるわけです。

母親の会とかいう団体の寄付が来ました。内容は聞こえや響きが心地いい「戦場に子供を送らないためにも9条の堅守と平和世界の実現」らしいのです。根本から平和とは何か戦争とは何か何故それは起こるのか、そしてその正義とは、という大切な議論はまるで無し。これじゃあ話にならない。ただの自己満足、自己愛の降ってきた平和なんですね。ごめんなさい寄付できません。

そしてもう一冊。「リベラリズムと正義の限界」。リベラリズムは決して唯一の公共哲学ではない。論点は、正=権利は善に優先するか否か、である。・・・・このフレーズが気に入りました。ワシは大嫌いなリベラルを良く理解することが真の保守なのではないかという持論があるので、こういう本も読みあさるのですよ(笑)。すると分かるんです。人権派と呼ばれる人達の正義が、如何に社会悪となったか、、がね。
だから、ワシが副会長をしている医科歯科組織でも、医師歯科医師の人権を守る・・・・とかスローガンが出てくると、えっ、ワシらがそれをいっちゃおしまいでしょ、なんていつも考えるわけで、そう言う議論には全く参加しない駄目な役員です(笑)。

ちなみに右のアマゾンで検索すると、この2冊はセットで買う人が多いみたい(笑)。

Posted: 金 - 6月 25, 2010 at 12:37 午後        




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