今日明日明後日は青森での書類めくり


これだけは仕方ない、、自分の仕事も大切だがこれも大切

今日明日明後日と三日間青森での書類めくりです。先月は電車で行きましたが、今月は車で行きましょう。買ってから2年半、色々免許的なトラブルに見舞われるスーパーカー(笑)は売却しました。いつまでも乗ってると免許が無くなりそうな気がしてねぇ。0→100㎞が3.6秒ですよ。そりゃ捕まりますって。で、今度はおとなしいSUVに買い換えましたから多分安心でしょう。

昨晩はドクターミーティングでした。ウチの勤務医が他院に2週間ヘルプに行っている最中なのですが、診療の中身と方法に非常に戸惑うわけです。ワシが教えるグローバル、ワールドワイドスタンダードの治療が出来ないわけですね。
社会保障の枠の中では不採算だからこういうことは出来ないなどという話を良く聞きます。しかしそれはおかしな話で、病名が確定診断されてその治療方法があれこれあったら困るでしょう。ベストとベターの話は出ますけれどベースは同じです。不採算だからと言うことで、やらなければならないことをはしょるわけにはいきません。
また、患者さんがこうしたいと言うからこうするというのもおかしな話で、一般医科外科で胃切除などの大きさに注文を付ける患者さんはいないのに、歯科ではそれはそれは沢山いらっしゃるというのは、実はそう言う歯科医師側の学問として臨床としての姿勢の問題を指摘されているのではないかといつも思います。

ある先生は、「こうしたいって言う患者さんがいて、出来ないとしたら患者さんは来なくなるでしょ」と言います。出来るか出来ないかは医学的エビデンスの問題で、患者さんの都合ではないのではないでしょうか。「そう言う時は断るの?それは出来ないでしょ。」という部分が、歯科医学が医学として認められない最大の要因でしょうね。断らなければならない時は断る理由が存在します。だから、エビデンスのある代案をいくつも提示し協議する・・・のが歯科医師の仕事で、言うことを聞くこととは違います。
スタンダードを目指すのに、義歯一つとっても非常に大きな出来映えの差が出てきて、使える使えないなどの評価がすぐに患者さんから下される残念な現状を作ったのは、何を隠そうワシら自身だったんですね。
ワシら自身が、グローバルスタンダードとして当たり前の事を当たり前に供給できるように努力する・・・・姿勢が実行が、一番重要ですよ。

先般の差別広告の話もそうだし、今回の話もそうですが、歯科医療界のこの病みはいつまで続くんでしょう。哲学命題を持って歯科医療に取り組む姿勢を多くの歯科医師が持つことを期待したいですね。そうしないと患者さんが一番不利益を被ることになるのではと危惧するわけです。

Posted: 木 - 9月 16, 2010 at 09:58 午前        




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