何のために何をするか
ふとしたきっかけで、もう一度自己を見直す・・・
実は今日、ICOIという世界最大の国際インプラント学会からアジアパシフィックディレクターのオファーが届きました。もちろんローカルです。それと前後して、同学会の日本事務局からも電話が来まして色々お話をさせて頂きました。私は個人の名前の上に色々付く称号や役職や能書きにあまり興味がないので、ワシを知っているドクター達はみんなそれを知っていますから「どなたの推薦なんでしょうか?」。すると、それが分からないので確認の電話をしたんだと言います。英文の推薦状らしきモノには(笑)「役員就任おめでとう」とか書いてあるし。確かに米国の知ってるドクターのサインだし。そういえば、ICOIの国際学会は良く出かけます。AOやEAOのようにある意味偏った人達(笑)じゃなく、中にはぶっ飛び開業医とか発表したりして、その国の状況が垣間見ることが出来て非常に楽しいし、最新の情報はいつもここが始まりになりますし。ガラパーティーで知り合う、日本人にとってはあまりメジャーではない国の先生方と交流を持つのが面白いですし。
海外ならサンアントニオの学会を出だしに、ベルリン、ストラスブール、ムンバイ、そして今回のハンブルグと、日程さえ調整付けばなるべく出かけているのは確かです。
ところが今回のオファーの条件は、12月の厦門(アモイ)でのアジアパシフィック学会参加が条件とか。。。。うはははは、そりゃどう考えても無理。あまり残念じゃないが、そりゃ無理ですね。ワシのブログのカテゴリー「この国を考える」をポチッとして整理してよく読んでくださる人には分かりますね。ワシが如何に、かの国の国際感覚の無さやルール無視の子供じみた行動や、中共の民主的ではない政策に辟易しているか。そんな国にのこのこと行けるわけがない。尖閣問題は氷山の一角。自国の反共運動を反日に向けてガス抜きする為には手段を選ばない人達。
でも、何であんな国で学会するか分かりますよ(笑)。お金になるものね。中国の一番のお金持ちは自己資産一兆円。人口の10パーセントである1億3000万人が億万長者。日本の人口と同じだけの大富豪がいるわけです。マルクスが一番嫌った反吐が出る資本主義経済のなれの果てが、実は共産国家にはびこっているこの矛盾に国民は怒るわけですが、その矛先を向ける絶好の材料が土下座しかしない日本と言うことになるんですね。
飽和状態の米国のインプラント産業は、もう中国マーケットを抜きには考えられないでしょ。そんな節操のないところに行くのはゴメンです(笑)。オファーありがとうございました<m(__)m>。
中国でなければ協力できました・・・・・か?(笑)。正直、ま、どうでもいい(笑)。
さて、そういうことでまた当院のインプラント事情をフィードバックできるチャンスを頂け感謝します。年間のインプラントフィクスチャー使用量は、GPとして患者さんを管理する限界というモノがあります。インプラントを行う事が目的の自称インプラント専門医とは一線を画して頂きたいのが本音。インプラントを目的にしてはその先に何が待っているんでしょう。何のためにそうしているんでしょう。そのためには何をしなければならないんでしょう。形而上学的な命題を考えたことがあるのでしょうか。
ワシは、そこにいる患者さんの将来の幸福を考えた時、インプラントが選択肢になるのなら世界レベルの技術と思考で十分にそれに答えたいだけなんです、目的は、口腔健康を獲得し生涯心身ともに健康である為の一手段としてインプラントがあるのだと考えています。
Posted: 月 - 10月 4, 2010 at 12:26 午前