明日から横浜に行って来ます


ワールドデンタルコングレス

横浜で開催されるクイントのワールドデンタルコングレスに参加するため、明日の昼から横浜です。八戸のNドクターが一応(笑)プレゼンがあるので聴講。目次をぱらぱら見て、数年前からのこの歯科会の異変に皆さんは気がついているのだろうかなぁ。。。。。
演題の一番多いのはもちろんインプラント。序で審美。経営コンサル。・・・・・・・で、出始めが誰が決めたかの世界のトップの歯科医師達の語り(笑)。
???参加の皆さんに聞きたいのですが、何のために参加するのか決めてますんでしょうか。世界のトップになるためなら、何気にいいでしょう。インプラントの情報を集めるのもまあいいでしょう。しかしですね、、、ちまたには、まともに義歯の印象すらとれない、まともにクラウンの形成すら出来ない、まともに根管治療すら出来ない、そんな若い医師があふれかえっているというのに、外科をしたこともない若い医師が「フラップレスのオペについて聞きたい」とかバカなことを言い出すわけです。あなたその前に、当たり前の歯科治療が出来るんですか?
そんな状況でのこういうコングレの中身が、米国の毒だらけって、どういうことなんだろう。。。。いまいちこの主催会社クイントの意図がわからない。

米国は歯科自体が産業化しており、特にインプラントの世界は一大産業です。今回のワールドデンタルショーを見ても、産業化した歯科医療構造にお抱えの歯科医師がどうやって上手く乗っかり、現行の日本の歯科医療に対して抗辯高らかにプレゼンするのか、がポイントになってますね。ワールドインプラント審美コンサルティングショー・・・とかに改名するべきでは。歯科医療の本質をこの会議から見いだそうとしても無理ですな。哲学的命題の講演など人も集まらないから一つもないのは分かるが、これから次の世代をになう歯科医師達がこの為体では、なんともはや。。。。
明確な目的として何があるのか、全く見えない。

じゃあ、ワシは何故行くのかと言えば、その為体を体で感じて反面教師として我が医院の勤務医や研修医に伝えるためですよ。よの歯科医療の流れが、こうも淀んできている今こそ、己の歯科医師としての有り体を是非確認すべくワシは教える。。。てな感じ(笑)。まあ、大げさ(笑)。

Posted: 木 - 10月 7, 2010 at 06:30 午後        




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