TIMEを見れば世界が分かる


昔っから(笑)

ワシが小学生の頃から、我が家にはTIMEとかLIFEとか、全然読めない雑誌が転がっていた。ワシは特にLIFEのファンで、世界中のすごい景色の写真やダイナマイトな戦場の写真とかよく見ていた物ですよ。LIFEが雑誌としていったん終了する時に出版されたでかいサイズの特集号は本当に素晴らし写真の数々で、何度も何度も見ていた記憶があります。まあ、ただし、サヨクによく引用される戦中の捏造写真もありますけどね。

で、今週とどいたTIMEの表紙はで、なるほど世相を反映しすぎかも(笑)。wikileaksには大きな2つの意見があって、世界中同じ2つというのが実に面白いですな。ワシは、、国家機密が下手するとお茶の間の下世話な曝露ニュースになりかねないというのが反対理由の1つとしてあげます。
賛成派は世界中皆さん同じ事を申します。で、皆さん本当のサヨクです。国家や組織より個人重視の思考ですから、曝露後に国家存亡の危機になろうが、真実が明るみに出て個人が守られればそれでOKの人達。一見、耳障りよく未来永劫の平和が続くような気がします。しかし、個人とはもっといやらしくだらしなくそしてわがままです。それを制御する力が学問です。非常に高いレバルの学問が隅々まで浸透すれば問題はないでしょうけれど、それには桁違いのお金がかかり実現不可能な分、知識格差は益々広がるでしょう。社会性ももちろんあります。地域の格差が文化ならそれを学問知識で否定する権利は誰にもありません。

その格差を保護し、グレーな部分を残しながら不透明感で格差を濁す現実主義を思うのが反対派です。人は誰しも皆力強く賢く生きて行ける訳ではありません。そこにはある意味色々な駆け引きや利権談合も見え隠れします。しかしそれはある意味必要悪だと割り切らないと、とんでもない格差が生まれ想像を絶する確執が消えることのない壁として残るのではないかと危惧するんですな。
今流行の「正義」で論じるなら、ハーバード風に「話し合いで相手が許すまで謝り続ける」正義、、なんでしょうが、これは知識人の言葉遊びだと思っている。目の前に食べ物が一人分だけ、そこに10人がいて10等分するなら全員餓死。そんな時、この秘密の漏洩は何か意味があるかと言えば何も無い訳で、実はそこに至るまでどういう社会を形成してきたかが重要な鍵となり、やはり組織や国家と言った集団が生き残るすべを模索してこなければ、未曾有の争いのみ残りどうしようもないのではないかと思うんですよ。。。
世界は1つ人類は皆兄弟友愛の海に心を、、とか、全く愛情を感じません(笑)。

非人道的な僅かな出来事も、利権談合も、なあなあの袖の下文化も、マスを維持する最良の方法として見えないところで行われていたのではないですか。悪が社会の潤滑油とマフィアが言っていることを鵜呑みにする必要はないけれど、分からなくはないわね。
ま、自ずと行き過ぎると、人の行動に対して自浄作用が働くように神々はプログラムしてるしね。

Posted: 月 - 12月 6, 2010 at 10:37 午後        




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