Norwegian wood


1000万部を超えても映画化が難しかった小説

昨日、女房殿と寿司を食いに出かけましたが、そう、回らない寿司。寿司屋のカウンターで食べます所の寿司の旨さって、カウンターじゃなければいけませんね(笑)。出来のよい後輩の登別ヨシダ先生のように、最低でも週一で行けるようになりたい物です。前日、忘年会でワシのお帰りが27時近かったので、お酒はちょっとだけでしたが、満足の晩飯でした。

翌本日、日曜日の遅い起床で、朝飯をかさりと喰い、部屋掃除などと言う暴挙(笑)。ま、いつかはやらなければならないから、まあ、○。腹減りついでに、買い物を画策。ああ、そういえば昨日から封切りの「norwegian wood」。買い物も良いけれどノルウエィの森を見ようと言うことになりました。日曜だというのに館内は結構ガラッとしていて、こっちではいまいちの人気なのかなぁと。テーマ曲はそのままワシらと同世代だもの、今の若い人達にはよく分からないかなぁ。
景色がよかった。それよりも菊地凛子や松山ケンイチの演技が光った。愛する事って何だろうともう一度考えたり。基本的に映画を構成した人ってわずか4人じゃないですか。でも、エキストラ数千人の映画にも負けない強さって、あの景色の中に埋没しない役者さんの気概みたいな物が、カメラが遠く引いていってもくっきりと残るんですな。個人的に菊地凛子さんは美人だと思わないのだけれど、ふとした表情や仕草でどきりとする時がありますね。
それよりも、松山ケンイチの考えて返答する時の僅かに目が流れる仕草、同じように菊地凛子の目が流れる仕草、一瞬の戸惑いや思いや思い入れを一瞬で表現する素晴らしさです。そういえば、ワシの好きな蒼井優もこう言う目をします。ビオフェルミンのCMでさえ、こう言う目をします。彼ら彼女らはこれが癖なのかそうしているのか、一流の役者とはかくもすごい物だと。。
トラン・アン・ユン監督はベトナム生まれのフランス人。絵画の様な景色の切り取り方は必見です。その中に果てしない村上流というか投げかけている愛やその形を惜しげもなく流し込んでいます。季節の移り変わりと人の愛の移り変わりや変化。時々飛び出す名言にどきりとしたり。まあ、こちらはこのアプリで(笑) 。ワシらに生きた時代がマッチしている所為もあって、必要以上によく分かるんです。

くだらない恋愛韓流ドラマに比べ、決してクリアじゃないけれど、圧倒的に面白い。。

そんな日曜日でした(*^_^*)超お勧め。ビートルズがずっと耳に付きまくります。。。。。

Posted: 日 - 12月 12, 2010 at 12:09 午前        




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