起動


気合いを入れて(笑)

今年の仕事も初日、2日目と無難に過ぎ、3日目ともなると各種外科系のアポまで入り出しており、ああ、今年も軌道に乗ってきたねぇ。などと。そんな折、深夜書類整理のためにパソコンのスポットライト検索を行っておりました。自分の原稿の中身やら何やら色々決まったキーワードで検索しますと非常に整理でき、加えて面白いです。そんな中、2007年のクイント紙の原稿が。当時の歯科的世相を反映したかのような、歯科ワーキングプアの話。じゃあ、現在はどうなのかといえばほとんど変わってないでしょうね。というか、当時もてはやされた(笑)彼らは一体どうなっているのか・・・・。
当時あんなに話題になった歯科プアですが、それに危機感を覚えて皆さん何を頑張ったかというと、脱却の糸口をトピックに求めるのではなく、きちんと正しいことを正しく実践することを守ってきた歯科医師こそがプアではなくなっていると感じています。
・・例えば(ここから専門語録)補綴クラス2までが世の歯科医師の90%以上の診療結果。口腔をどう捉えるかによるけれど、説明し説得し成り行き場当たり処置が、一番時間と費用がもったいない事をお互い何処まで理解しているかで、クラス3以上の補綴に移行できるか否かが鍵であると思うんですよ。そのために、知らなければならない診断知識は数倍に跳ね上がりスキルもしかり。そこに目をつぶることも医院判断としては否定はしないけれど、それならば横並びを悲観してはいけない。かといって無謀なクラス3以降への突っ込みは、実は取り返しが付かないことになったり。

勉強会を主宰している関係上、時々相談を受ける症例で、一体何処に歯科医師の診断が入り込んでいるのか皆目見当が付かない症例相談に出くわしたりする時、総合的なクラス3以降の診断実践が如何に重要なのか思い知らしめたりして、ああ、これじゃあ患者さんも辛かろうょなぁ、とアドバイスするのだがぴんとこないかな。ネェ先生、ホワイトニングもキレイな息も分からないではない話だが、先にこっちじゃね?(笑)なにか、目の前の患者さん達の最終的な目標というかビジョンというか、それが持てないのに計画は立てられないでしょ。まあ、それだけ歯科の複雑な難しさが分かるというモノだけれどね。。。。。でも巷では、歯科なんて簡単じゃん、、、って言う感じがまだまだ多いモノねぇ。。。。。

新年からこんな話は無しにして、いい年になるように念じれば成るから、がんばりましょ~(*^_^*)V



Posted: 金 - 1月 7, 2011 at 11:51 午前        




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