帰国?


帰国というか何と言うか(笑)

年末年始休みで日本に帰国していた次男が、スイスに帰国します(笑)。入れ違いで昨日長男が川崎から帰ってきまして、ところが交友関係の広さから兄弟はほとんど遭遇していないという(笑)。思い起こせば次男は小学校を卒業してスイスの学校に行ったのが5年前。日本の義務教育を受けていませんから漢字は小5で止まってる、、いやそれ以上に怪しい変な外人と成ってるか。その異国の地で寮生活を送りながら語学を習得して、IGCSE をクリア。今ではイギリスへの進学のためAレベル 真っ最中です。本当は地元スイスの学校に進学希望だったのです。しかし、第三外国語のフランス語受験はかなりハードルが高いというか何と言うか。しかも日本の受験システムとは全く違いますので、親としては全く全然アドバイスできないとくる(笑)。今年6月卒業までに決まるといいよなぁ。すでにメディカルサイエンス学部からは2つオファーが来ているようだけれど(此処が日本と大違い)希望大学のオファー発表は3月。卒業までにAレベルを完璧にしておきたいモノです、、なんて親が考えてどうする。。。
まあ、成るようにしか成らないでしょうが、希望の大学に進学できると良いよね。

近頃日本は大学受験に親が一緒について行くとか、全く想像できない世界です。それで子供は当たり前と思っているのだろうか??一日も早く親離れをしたいとは思わないのだろうかと不思議です。そういう親子に限って、親の老後など意外とシビアだったりすると聞きます。だっていつまでも親離れしない子供なんだもの。早くに大人として自立すればこそ、自分の両親の行く末を、かつて親が子の行く末を案じたと同じように、案じられるのですよ。大丈夫ですか?老後(笑)。
「坊ちゃんの時代」を風呂で読み返しつくづく思うのですけれど、明治の激動期、20歳と言えば本当に大人。自分の行く末と共に自国の行く末を本当に考えていますね。そういう青年が闊歩している時代、大学受験に親が、、、なんて、考えも付かないでしょう(笑)。ただし、それは絆が深いからこその自立であって、決して両親を放って置いているものではありませんな。その後戦乱の時代になっても、エリト達が特攻隊員を志願し残した遺書は全て愛する家族両親恋人へと切々と綴られ、しかしながら我が命捧げることで少しでもこの国が幸せになるのならあなた方のためにこの命を捧げますという、、、今じゃ考えられないことがほんの60年前には当たり前に起きていたわけですよ。
親が憑いて来る受験生諸君!あなたはこの先幸せをどう甘受しますか?

うちは考えてみると子供の見えないところで親が頑張ったり。それは分からない方が良いと思っています。だから結構冷たい(笑)。放り投げる。でも、スイスまで送り届けたり、長男ならアパート探すぐらいは手伝うところが今ひとつか(笑)。長男がメジャーデビューしたり、次男が無事卒業して希望大学に行ったりしたら、影で嬉し泣く(笑)。
そんなモノでしょ、親って。。。

Posted: 土 - 1月 8, 2011 at 12:34 午前        




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