時代の勢いというか何と言うか


大人に酷くあこがれていた・・・

MoGi先生のブログ にあるコークのCMシリーズに刺激されて(笑)CMの歴史Part1から13までをYouTubeで見ました。1953年から1993年までです。で、ふと思ったんですが、ワシが生まれた頃の昭和30年前半から昭和40年中頃までって、大変な勢いがあったじゃないですか。CM中に出てくる価格も10倍近くになっている物もあります。ところが、最近の30年は単価がほとんど変わらないんですね。バブルの頃の付加価値価格はまあ、ご祝儀みたいなものですから直接は比べられません。でも、中には小学生の頃50円のチョコが今で100円だったりというのもあるね。ワシが小学3年の頃ラーメン50円だった(笑)そういえば。

で、思うのだけれど、当時のCMはすごいですね。単なる消費とバカ騒ぎの今時のCMとは一寸違う。文芸色もあり哲学もあり、シュールもあり気の利いた挽きと笑いもあるね。登場する人達が、プロだろうが素人だろうがとてもきちんとしている。多くの人の目に触れる礼儀があるし正しさもある。最近こう言うCMをとんと見ないですよ。下品を垂れ流して、バカがスタンダードだと流布し、おまけに後ろに物語の気配すらない。。。。悲しいですね。

で、ワシはコークのCMを子供ながらに見ていつも思ったのは「早く大人になりたい」だったですよ。画面の中のスマートな大人達は、いつもアクティビティのまっただ中でキレイで透き通っていて、おまけにエネルギッシュ。大人ってこういう感じになったら最高にかっこいいじゃないかとあこがれ、その画面の中の豊かさに唖然とした物です。
最近の新しい大人は、子供の頃早く大人になりたいと思っていなかったカタワが残念ながら大人になってしまった結果、子供が出来ても優先順位が自分だから社会に大変な迷惑をかけているのが現実かな。社会は、子供が「早く大人になりたい」と思う社会を作る義務があるし、そうでなければ歴史が成り立たなくなる事を嫌と言うほどしていなければね。
永遠の子供が量産された背景には、日教組が中心となったサヨク教育に於ける「砂粒の個」の量産以外に考えられないな。昔のCMを見て日本人だった頃を思い出すのも一興という、そんな寂しい時代になっているんだなぁ。あ、これから「にっきょうぐみ」と呼ぼう、あの暴力集団を(笑)。

Posted: 火 - 1月 25, 2011 at 12:04 午前        




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