良かったねぇ・・・あ、誕生日だった


セカンドミッションも終了、後は撤収に向けて

17日の田老地区に於ける診療をほぼ最後に、我々のミッションは終了しました。後は本格的な仮設診療所への移行作業と何事もなかったかのような、神風のような撤収作業です。あいにく17日の帰路についた夜、担当の小澤先生以下数名、吹雪の田野畑村で立ち往生してしまい、八戸到着まで5時間以上かかってしまったのですね。何と言っても、スタッドレスタイヤは夏タイヤに交換してましたから滑って怖いのなんのってと言う報告を聞きました。ま、とにかく事故もなく、最終診療本当にお疲れ様です。田老の被災者の方々の笑顔は私たちの一生の宝物です。
後は、何事もなかったように撤収する計画です。それが最終ミッションとなるでしょう。一日も早く現地山本先生が日常を取り戻して頂きたいですね。いずれにせよ、異例の速さで回復した被災地の歯科診療システムの背景には、HERZ会の先生方の献身的なそして迅速な情報収集と行動があってのことだと思います。本当に感謝です。

ところで一言日歯へ苦言。今日届いた広報を見たら、岩手県北宮古市田老への巡回診療車などでの十分な歯科支援とか記事になってるけど、ウソも休み休みしなさい。一日足りと日歯関連の医師は見たことないし、手伝いされた覚えもない。ましてやそれで笑顔を取り戻した患者の話も知りません。あ、あの岩泉からちょこっと来た巡回診療車ですか?・・そんな。
現地の歯科医師会からどういう報告が上に行っているか知りませんが、山本先生のご努力やワシらの動向など本当に要らない話だったみたいですね。まるで日歯の手柄みたいな記事じゃ、もちろんワシらはどうでも良いけれど、帯同した衛生士や技工士がかわいそうですね。どれほど働いたか。特に被災地での歯科診療に於ける技工士の意義は、新潟でも経験のない素晴らしい物でした。と言う事は、・・・・日歯の記事こそ適当で、なんか嘘くさい(笑)。他の被災地への歯科支援の話も、相当盛ってるね。認めたら?危機管理体制など、はなから無かったってね(笑)。

20日は、午後から全体ミーティング。こんな時期ですから、ワシらの病院で何を目標に何をするべきか、気持ちを整えてマクロな視点での議論です。ハウツーづけになれば自分達を見失います。と、ミーティングルームに向かうと何とお誕生日おめでとうサプライズが待ってました。いやぁ、みんな、本当にありがとうね!!
その後、軽いレクチャーを担当がおこない、皆で診療室へ。色々な種類のフェイスボウを如何に早く的確に採得するかの練習。





新しいスタッフのナックンの笑顔が、今のスタッフの気持ちを表しています。青森からは、かつての戦友大澤優子先生から素敵な高そうなお花。本当に感謝です。電話したら、走りすぎないようにほどほどにとご助言頂きました。そうですね、素直にそうします(笑)。



その後ドクターで、いつものお世話になっている「焚久味」さんでの腹ごしらえ。本当に美味しゅうございました。今日も沢山頂いた中で、本日の一押しは、焼きがにですね。かには焼いたのが一番美味いですよ。で、このわたの茶碗蒸し風スープですね、バカウマ。最後のサーロイン牛の雲丹包みは、初めてのお味でしたが、これまた美味。最後の空豆とウドの炊き込みご飯で春を満喫いたしました。本当にいつもありがとうございます。多分、またすぐ行くと思います(笑)。





その後、優しく飲みに行きまして、比較的当たり前に時間に就寝いたしました。いやぁ、良い誕生日だったですよ。皆さん本当にありがとうございました。<m(__)m>

Posted: 木 - 4月 21, 2011 at 10:40 午後        




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