カラマーゾフの兄弟の時代


昔の話ではなく、今の時代にも当てはまるから面白い

久しぶりにまた、「カラマーゾフの兄弟」を引っ張り出し,読んだ。何度読んでも面白いし、ストーリーが分かっていても毎回違う感じ方をするから面白い。今だからこの時代の貧富の差は決してすごいわけではないと感じるし、今とそうかわりはないかな。時代背景から考察すれば、昨今日本の共産党の加入率が若者を中心にすごいとか、イデオロギーに走る理由も何となく分かるが、サヨクは所詮個人主義。富から来る文化など到底創り出すだけの思考も力もないし、当然その根底のエネルギーが表面だけだから、今回の震災でもまともなアイディアや具体的行動が、皆さんおわかりの通り話にならない。プロレタリア文学も流行っているが、所詮格差と貧富と搾取の話で、作者自身が搾取側に回れば世の中の見え方も違うというもの。

一部の極悪非道人が自分の私利私欲のために貧困な人々を虫けらのように使うという固定観念がイデオロギーの根底にあり、ならば開き直ってでもそうではない世界が一度でも世界史の中で実現できたかというと、出来ていないからイデオロギーなのであるよ。この構図、大東亜戦争でも環境問題でも原発問題でも実は同じ構図で、今を生きるあるいは今を感じている人が、まるでその現場にいたかのような話をして、あるいは酷く遠巻きに冷静に過去を批判して、、ワシは個人的にはとても吐き気がする。この左巻きの人達の神の声って何なんだろうといつも思う。勝手にあいつが大東亜戦争責任とか言うんじゃないよ、と思う。

原発問題に絡んで、ワシがもっとも毛嫌いするグリーンピースとかまた台頭し始めている。資金元が何処なのか知ってて応援する人達は応援するのかな?グリーンピースもテロリストとして認められるためにはイデオロギーが必要で、見事に「自分達の理想環境の世界を実現するまで戦い続ける」と言い切るからには、そのための人殺しも病む無しなのだろうから環境テロか。「みんな!だまされているんですよ~。」この、上から目線、全く同意できない。プロの市民団体もしかり、大嫌い。最低。

カラマーゾフの兄弟を読んで、此処までまた、考えてしまいましたですよ(笑)。

Posted: 木 - 4月 28, 2011 at 05:09 午後        




©