治安情報


シェンゲンに加入したスイスの行方

スイスは比較的というか非常に治安が良く平和であるとのイメージを持っている方も沢山居ると思います。ところが今年3月初め、外務省の海外安全ホームページにジュネーブの治安の悪化に伴う注意喚起という文書が出され、ワシもビックリはしています。もちろん、ワシらが視野に入れているセネガルだとかパラグアイだとかの危険情報量に比べれば微々たるモノですけれどね。

昨年、チューリッヒでワシがやられたコインばらまき強盗。ま、強奪されたのはラップトップ(日本語版MacBookAir(笑))と焼き栗の入ったバックだけれどね。犯人もワシも非常に悔しい事例ですよ。犯人グループにしてみれば、電源もないDVDスロットもないおまけに中は日本語という特殊なラップトップだし、腹の足しにもならない焼き栗(笑)。とられたこっちは、人には役に立たないモノだけれどワシには大切な書類が沢山。ビールのつまみに買った焼き栗は名物だから悔しい。お互い大いにつまらない事例でした。しかも、チューリッヒから到着したローザンヌの駅前警察に被害届を出そうとしたら、夕方5時でしまってる(笑)。

シェンゲン協定に加入してからの自由な人の出入りは、スイスの国内の犯罪事情を悪化させ、しかし昔ながらの警察は、取り締まりに追いついていないのが現状なのかなと。数年前までEUだろうが何だろうが入国の際にパスポートコントロールがあったわけで、これは自国を防衛する意味でも非常に重要でしょう。特にジュネーブは隣国のフランスなど走って逃げられるようですから犯罪者には好都合。ま、いずれインターポールに似たFBIのようなEU全体の警察が出来るんじゃないかな。

日本は、被災地のこそ泥とか強盗など色々風評悪評も出始めたけれど、そういう現場でさえその程度。全般として大いに平和で治安が良くモラルがあってディズニーランドライクであることは間違いない。しかも、人の弱みにつけ込む信じられないような極悪犯罪の多くは外国人。八戸の津波被災した市川地区にボランティアを装って入り込んで家財電化製品を盗みまくっていたのは韓国人グループ。
だから、ジュネーブもスイス人の犯罪が多いわけではないことは明白でしょうね。本当の意味での鎖国政策がどれだけ自国を発展させたかという研究が最近は盛んです。鎖国イコール悪政という戦後サヨク教育の某氏の論文が教科書に採用されてから、治安が悪化してきたことは間違いないという研究もあります。EUに対して金準備率の高いスイスがシェンゲン参加にかたくなだった理由と、それが排除された途端のこう言う出来事は、緑の党や社会民主党など左傾政党主導での国民投票の結果とは言え、残念で残念で仕方ありませんな。

Posted: 月 - 6月 6, 2011 at 12:10 午後        




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