分からないなぁ


いつから商売は悪いことだと言われてきたのか

ふと目にとまったMLに流れてきた、いつものサヨクな方の(笑)書き込みを、実はきちんと読んでいます。電力会社の今回の事例に関して彼は
「電力会社、大企業、政治家が三つどもえで利権を争ってきたわけですからね。そう簡単に美味しいモノを手放さないでしょう。恥知らずで非常識な、あさましい世界です。」と言い切ります。電力の次に大企業と来ますが、そして多分にもれず政治家。極悪三兄弟ですかぁ?

何が恥知らずなんだろうと考えます。何が非常識なのか考えます。そして何が浅ましいのでしょうか。全て答えは「お金」のような気がしますが、違いますか?ワシは米国から来た拝金主義を恨みます。心も体も微塵になるほど盲目になりますね。しかし、ワシらの経済活動は、残念ながらその上に成り立ちます。その上になり立っている人が、浅ましいとか非常識とか恥知らずとか言える理由が分かりません。リスクの上に成り立つ社会ですから、リスクを最小評価することは出来ても、否定は出来ないと思うんですが。
これ、欧州に行くと、強烈な貧富の差の上に成り立つ荘厳な文化の成り立ちを目の当たりにすると、人とはなんて儚く浅はかで利己的で、それでいて酷く思いは深いのだろうとね。毎日が食べるだけの太古、人はほとんど文化を残していません。支配と労働のシステムが出来上がると、様々な文化が芽を吹き始めます。これを端から否定することは出来ないでしょうし、それは今でも脈々と引き継がれているわけで、その理由は、それが一番「人」にあっているからではないでしょうか。
その中から、どちら側にいようが上手く達振る舞う技を見つけ、日々幸福に過ごす技を磨きます。支配の苦悩と支配される苦悩はお互いに知るよしもないわけですから。

こう言う書き方をすると、大層誤解されそうです。しかし、要は、大企業が儲けることが悪だという理論は、旧マルクス主義にその根本があり、ソ連や中共を見るにそれは明らかに間違いであることが実証はされているのだけれど、夢見るサヨクの呪文のように、儲けることは悪なのだという信心が、儲けることの正義とリスクを完全に隠匿して全てに反する正義を御旗にしていることに、大きな違和感を感じるワシなのですよ。

恐悦に過ごす平日に、絶対の安全は無い物ねだりだと理解しているはずなのに、それを棚に上げ見て見ぬふりする事の方が、ワシは恥知らずで非常識で浅ましいと思うのだが。

電力を擁護するわけではないと初めにお断りして、冷静に判断する諸氏に、この統計を。テラワット発電あたりの産業死者数というのがある。石炭161人、石油60人、原子力0.05人。そしてスイスのバウル研究所の報告では、、、自然エネルギー変換して、エネルギー不変の法則から行けば、今ある自然エネルギー循環で地球環境の均衡が保たれている以上、今レベルの人の必要桁数で電力エネルギー変換をしたとすれば、自然環境は明らかに神々の意志とは違う方向に向かうことは明白・・・・という。

人とは斯くも悪魔のように、万物を崩壊しなければ生きて行けないのだから、きれい事ばかり言うのは止めよう,,と言う提案(笑)。で、ひたすら全てに感謝して心を慰めようという話。宗教じゃぁないよ(笑)。

Posted: 金 - 7月 15, 2011 at 11:53 午後        




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