アメリカ国家安全保障局


通称NSAのすごさ

昨日一昨日と、仕事の一環で、ある先生宅で深夜まで作業。なかなか疲れました。自分がそういう立場になったら嫌だなと(笑)。夕べなんぞ、酒も飲まずに26時を回って帰って、目がさえちゃって。。で、ちょっと眠くなるように本を読む。アメリカ国家安全保障局がらみの話(笑)。
通称NSAは、三沢基地にあるエシュロンの元締めですね。かつては米国大統領でさえ踏み入れることの出来なかった世界らしくてね。まあ、衛星から何から何まで使って情報収集を生業とする訳だが、つい先週、今更遅いと突っ込まれそうだが、日本でも、スパイ衛星の打ち上げが成功したのは喜ばしいニュースでした。

まあ、世の中の携帯電話通話から電子メールまで、全ての媒体を全て収集しているのがNSAでして、一定のキーワードにヒットするものは重点的に蓄積され、衛星写真と通話内容などが衛星写真とリンクする。先週の日本のスパイ衛星は、地上解像度が40センチだそうで、今やNSA管理下の人工衛星等は5センチとか。宇宙から5センチを識別すると言う事は、全て見られていると言うことね(笑)。すごい事になったもんですな。。
米国でコレに腹を立てているのは、国民じゃなくCIAと言うのが面白い。CIAは皆さんご存じ、ロシアのSVR(旧ソ連のKGB)やイギリスのMI6、そしてイスラエルのモサッドなど、映画バリのスパイ活動が今でも現実として存在している。なぜCIAが腹を立てているかというと、この権力がCIA内部まで監視しており、古い体質の「尾行して、裏をとって、張り込んで、踏み込んで、銃撃戦」が、NSAから茶番だとバカにされていると言うことらしい。全ての情報を周到に組み合わせ、突然現場に5分以内に踏み込むNSAとは大きな違いかもしれない。

しかし彼らがもっとも恐れるのが、その情報伝達に使用される暗号であり、この暗号が解析されると今までの苦労は水泡に帰す。そこで各国暗号の解析と同時に新たな暗号の作成に取りかかると言うことらしい。で、ワシは知らなかったがこの鍵を握る人物が、実は日本の某理科大の某教授と言うことらしい。
暗号はY=F(X)と言う単純な構造であることは皆さん承知。で、此処がミソ。彼の考えから来る暗号解析で解けない暗号はないとまでされているため、各国は実は肝を冷やしている。おまけに我が国には、安全保障の基本的考え方が欠落しているので、スパイを取り締まるのはもちろん、暗号などの輸出制限に関する法律など無いため(先進国では日本だけ)、日本での各国のスパイ活動に熱が入るのであるよ。北朝鮮や中国工作員もしかりなのです。

ロシアも、北も、中国も、ガラス張りの日本の安全保障をかえって気味悪がっているところもあるらしいけれど、少なくとも米国が日本にそっぽ向いた途端、血なまこで領土拡大を狙うのは必至でしょうな。日本の外交政治の難しさはこういう所か。売国民主党には無理だなぁ。。
このブログはもちろん、誰かへのメールや通話、全て見られている聞かれている、、、、そんなバカなというのは、安全保障に無頓着な日本人だけヨン。

Posted: 水 - 9月 28, 2011 at 05:29 午後        




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