端末の外れの外れで(笑)


どういう奴が造っているのかわからない

土曜日に夕方からの会議で青森に向かった。悪天候で車が生き埋めになる可能性があったので(笑)新幹線で向かいました。新幹線新青森自由席往復特急券と乗車券。この一言を言って切符を買いたいのだが、みどりの窓口は相変わらずの長蛇の列で発車時刻まであと10分もないワシは間に合いそうもない。みどりの窓口はどうしていつも長蛇の列なのかというと、実は自動発券機に問題があるのではないかと常々思っていた。
パソコンがマイコンと言われていた時代から電算機器に慣れ親しんでいるワシですら、自動発券機でなかなか買えない(笑)。というか、係を呼ばないとまるで分からない。このJR独特のインターフェースはワシは手がだせない。ここで詳細を書けないほど手が込んでいて、正直これを使える人は極限られた人だろうと思うのですよ。
スイスの鉄道も自販機で購入するが、初めてでもまるで問題なく買えたのですよ。JRは何度もトライしても買えないんですよ。この違いは??

スイス切符自販機は、まずタッチするとカードか現金かの選択。行き先を選択。頭文字入力で幾つか候補が出るのでそこから選ぶ。片道か往復か選択。一等か二等か選択。指定列車指定席にするかどうかを選択。旅行者割引パスやその他割引パスがあるかを選択。会計。。。。。。。超簡単!しかもカード決済で暗証番号などと言う物は聞かれない。
JRの場合。まず画面に6つの選択肢がある。例えば「お得な切符」「行き先から選ぶ」「時間で選ぶ」などなど。これ困るんですよね。お得な切符ってなに?で、とりあえず新青森に行きたいので行き先から選びました。そしたら車号を聞かれるので止まりました。知らないもん。出直しして調べてきました。で、そこまで行きましたら片道か往復か聞かれました。往復を選びます。すると帰りの車号を聞かれます。え???決めてない。行き止まりです。
係を呼んでもらいました。すると初めからやり直しで、全く別のボタンからスタート。で、ワシは聞きました。「あの、そこからスタートするって皆さん知ってるんですか?」すると係の女の子は平然と「分からないと思います。」奥深いところに新青森の往復切符ゲットの秘密のボタンがありました(笑)。誰がしるか、そんなモノ。なるほど自販機を誰も使わない訳ですねぇ。。
個人的に言わせてもらえば、JRに限らず、この日本のインターフェースって本当に独自の世界があって、作り手のただの自己満足的な出来のモノがとても多いんですよ。それは図書館だったり、博物館だったり。そしてとんでもない金をかけて、まるで使い物にならないモノを平気で造るんですな。これ、いわゆる利権談合主義に慣れてしまった日本のIT関連会社のなれの果ててすよ。だから国際競争力が無く、世界に通用するハードは造れるんだけれど、ソフトを含むアプリケーションがまるでダメなんですね。かつてのNECだとか富士通だとかの名前だけで、使い物にならない端末がどれほどばらまかれているか(笑)。
JRもしかり。何度も言うが、使えないって、この機械(笑)。日本の鉄道は自動改札で世界まれな素晴らしいシステムと技術を持っているにもかかわらず、このお粗末な機械(笑)。ああ、そういえば、ワシの嫌いなNTTもそうだった。利権談合主義帝国の王座に位置するNTT大王の元で、日本のIT技術は全く世界に羽ばたけないのでありました(笑)。

Posted: 日 - 12月 26, 2010 at 10:40 午前        




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