どうなっちゃうんだろ


こんな子供が増えて、面白い未来はあるのか??

ふと見たクイズ番組に、相当頭が良いらしい中1のガキがでていた。多分、開成とか麻布とかその辺の名門中学かな。確かにお勉強は出来そうだしそれなりにキャラを造ってしゃべるあたりは賢さもあるかもしれないなと思ってみていたわけですよ。なにげにMCが「海外なら何処に行きたい?」と言う質問に、彼はこう答えたんですね。
「特にあんまり海外に興味はないのでべつに・・・・・」
ワシは一寸驚いたですよ。ワシがこの頃なら、南極行きたいとか米国行きたいとか年中暑くてたまらないところ行きたいとか、どんどん出て来たと思うし、部活帰りに友達とまだ見ぬ遠い国に思いをはせて買い食いしながら暗くなったあぜ道を帰ったもんです。このガキンチョに比べればワシなんぞ足下にも及ばないくらいバカな中1でしょうが、夢はあったよなぁ。
こんな奴、どんなに頭が良くて最後に東大入って高級官僚にでもなって、だけどまるで使い物にならない賢い大人になって、ワシは死んでもこんな奴の言うことは聞けないな(笑)。と言うかその頃は死んでるか(笑)。こんな寂しい悲しいしょうもない子供がなんでいるんだ?
やはり、問題は周囲の大人かな。小林よしのりの言葉を借りるなら、と言うかいつも借りてるが(笑)、まさしく砂粒の「個」。たまたまこいつは知識を吸収できるだけ親が裕福だったおかげでこれで済んだけれど、そうじゃなかったら引きこもりと紙一重じゃないですか。縦軸に歴史認識、横軸に社会性を鑑みて、歴史認識で過去の否定と自己矛盾を徹底的に学習すると社会性の中に縦の位置を見つけられない。結果、砂粒のような子だけが出来上がるという仕組み。
残念で、本当にかわいそう。。。

理屈抜きで面白かったり感動したり感心したり、そんな経験が無かったモノだから、何でも理詰めでは薄ら寒い未来しか待っていないじゃないか。。まあ、ワシが特異な原風景を持っているから余計そう思うのかもしれないけどね。


Posted: 月 - 2月 14, 2011 at 11:46 午後        




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