原発とサヨク


何に対して命をかけるが欠如していて議論にならない

福島原発は人類の科学技術が想定していない大きな事故となったわけで、東京でも放射性物質が観測されたり、野菜に入っていたりというネガティブ報道に、大衆は右往左往しながらうごめいています。
たいした量じゃないと言うことが問題なのでは無い!だとか、だから原発の安全神話は壊れた!、ただ地の他の原発も停止せよ!だとか、かつて反対学者や市民グループが指摘したとおりになったじゃないか!とか、まあ、なんて言うんでしょう、責任は電力と国にあるとか何とか、脳天気なことをぶちまける左巻きのおばかさ加減にうんざりです。

あるMLで言われました。「作業している従業員は被害者であって責められるべきは国と電力です」「浜岡はもっと危ない」・・・・・・・・
まあ、国民がこの重大危機に瀕しているのに、ワシが言うのは責任なさ過ぎの意見じゃないかと言うことですな。

じゃあ、是非、国の将来に命をかけて放水作業そしているスタッフの目の前に行き、冷静に、「あなたは被害者です、すぐ仕事を止めてください、騙されているんですよ?」と言って頂きたいものだ。そう、できっこない、出来るわけがないでしょ。目の前にいる命をかけた作業員を何だと思っているのか。これほどまでに平和ぼけした頭で、この国の将来に対して責任がなさ過ぎるとか、もう、いう事無し。

---父は、定年まであと3ヶ月だった。福井原発の技術者として生きてきた。福島の事故処理に参加する精鋭部隊に申し込んだ。長年連れ添った妻にそのことを話すことは出来なかった。娘に話すと止めてくれと泣いて止められた。事態が分かった妻も当然「お父さん、何故今・・・」
父は語った。「日本の将来の原子力がだめになるかもしれない、とんでもないことになるかもしれない。この国を救いたいんだ、行かせてくれ。」
家族は涙ながら、その父を見送った。娘が言う、今まで寡黙であまり好きではなかった父だったが、何かとてつもなく尊敬できる誇りに思う・・・と。

さ、この家族に言ってきてください。あなたのお父さんは騙されてますよ、被害者ですよ、、、と。

--富岡隊長は「大変だったことは」と問われると、、、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙した後、涙を浮かべ声を震わせ「隊員はみんな士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですよね。本当に申し訳ない。この場を借りてお詫びとお礼を言いたい」と言った。
高山隊長は職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信。佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。

さ、この消防の勇士達を前に言ってください。あなた方が行く必要はないんです。悪いのは国と電力なんですから。

ワシはこの話を聞いて涙が止まらなかった。知覧・指宿から飛び立つ特攻隊員を目の前に、「あなたは国に騙されているんですよ」というのが正義だとサヨク左巻きは言うのだろうか。この家族達の理屈抜きの潔さが、主人の士気を高め救国の勇士となる。被爆覚悟で国を救うために決死の仕事をしている人達を目の前に、サヨクは彼らを助けない。自分が大切だからひたすら逃げる。個人主義が作り上げた左翼思想は、国家体制に何の役にも立たない。

ワシらが、例えばある組織で、国家一大の計を発するなら、どっぷりとエセ平和に浸かった、何でも人の所為にしてしまう、そんな左巻き思想は全く必要ないし、さらに人心を混乱させるだけの上からの目線で見下す姿勢は、全く必要ない。必要なのは、人心一体となった理屈抜きの気概と未来への勇気ではないのだろうか。

Posted: 日 - 3月 20, 2011 at 10:09 午前        




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