オピニオン


驚かないと言えばウソになるが、此処までとは驚いた

昨日から所用で留守にしていた。先程帰宅してメールを整理して驚いた(笑)。
ワシが反原発のカリスマ小出氏をあまり信用できない旨の発言をブログ上でしたことで、担当理事が頭に来て、これ以上はつきあいきれないから私は辞めるということ。これ、反原発問題で二人目ですね。この方々に言われているように、レッテル張りだ右翼だとこの20年以上散々言われて慣れてはいるが、(どういうわけかサヨクのケンカの常套句は「レッテル張り」!・・よほどいやなのだろうか??)ワシは少なくとも左右のレッテルを貼らないと整理して発言できない。なぜなら左の人は利己主義的な個人主義で、心配なのは基本的には自分。個人あっての国だから皆平等でなければならない。右の人は全体主義で、保守的に自国の為に死んでもいいと思っているから、公のために個が没してもかまわないと思っている。まあ、おおざっぱにこんな感じで分けないと共通項が分からなくなるものね。ちなみに、ワシは核の必要性は科学的にも政治的にも認めるけれど、原発を強く推進もしなければ強く反対もしない。ただし反対派のイデオロギーに沿ったなりふり構わない活動と風評ソースに苦言を呈している事は事実なのだ。

左右分けないと全く話がかみ合わない。これは政治ではなく思考回路でしょ、今や。何故これがいやなのか分からないし、今まで攻撃された事もある。差別だ!とね。ワシは差別しないと社会がなり立たないと思っているからやはり此処でかみ合わない。TKJも出来やしないのよ,2つに分れて。
あぁだから、完全に右ですよワシは。右向きのシールを貼ってくれ。しかし、加えて、ブログを始めて20年以上、本当に多くの賛同も得ました。「よくぞそこまで言ってくれました」と。「もやもやしていた言いようのないぶつけたくなるような感情はリベラルサヨクのモノの考え方だったんですね。ありがとうございました。」とまで言われたときには涙が出ました。今回の問題のブログもすでに3通の賛同意見。しかし、この比較的緩い記事をそこまで叩くのがその道の本物なのでしょうか。

ワシは開業して23年、一貫してこの考えは変わっていないのです。今更「その保守的考えはおかしい」と怒られるには、今回の異常な社会背景があるだろうなと実感します。特に原発関係では賛成反対入り乱れて世の中が発狂しそうですものね。冷静に知恵を出してくれる人は居ないのかと言ったにもかかわらず、ポイントは小出氏の批判と受け取られたようで。言葉足りずでもワシなりにかなり優しく言ったつもりでも、感情的に返されてしまいます。国や電力にも大きな疑義があると言ってるじゃないですか。反原発は宗教じゃないでしょうに。
じゃあぁぁぁぁ、あえて言いますが、ネット上に反対市民グループから拡散希望で流れてくる、見事に垂れ流されるあふれんばかりの言説、いわゆる都市伝説に近い言説のソースの幾つかは、氏の発言じゃないですか?これが風評の元になっていないなどと言えないわけないのでしょう?そのことに目をつむり、本当に弱い立場の人がどれだけ現場で苦労しているか。あるいは、渋谷のイデオロギーを元にした反原発デモでの一般市民に対する傍若無人な振る舞いは、左傾化したマスコミはニュースにしませんよ。当日現場に行ってもらったジャーナリストからメールが来ました。「なんですかこれは、ひどいもんだ」。。。だからいつも思うのです。
どんな立派な意見での行動であれ、今の人なんてこれぐらいのモノで勘弁しましょう。

正論6月号、WILL6月号、そして撃論創刊号、是非目を通して頂きたい。「放射能もれに小躍りした反原発団体の異様」という冷静な記事があります。一概に信じられない見出しですね。しかし先のジャーナリストの話と一致するところを見るとウソではないと感じます。新興宗教のような異様な雰囲気であるとのレポートも。全てが完璧な正義など無いはずなのに、この人達の、「汚いところを覆い隠す」様な部分がどうしても相容れません。反原発をうたう本当に真面目な仲間にも、とんでもないのがいる事をワシは理解しているのですが、その反対のことを彼らはこれっぽっちも認めず、揚げ足取りに奔走するのがどうにも我慢できません。

組織の中で、ワシは右傾保守を貫いてきましたし、今更左に迎合できません。だからこそ賛同してくれた先生方も老若男女本当に大勢いました。
何か事ある毎に名刺を出しては「この組織はサヨクじゃありませんから。ワシを見れば分かるでしょう。共産主義じゃないんですってば(笑)」と釈明しないと本当のことを教えてもらえなかったり、日歯や同窓会で非常に活躍された九州のある先生と、将来の歯科医療と社会保障制度のあり方を研究する会合の席上、「えっ?先生は協会の仕事してるの?」じゃあ、退席してくださいとあからさまな差別、ま、差別は必要だと考えているワシですから、組織に対する誤解ですよとそれでもしつこく食い下がり、保守であることを分かってもらったり。

ですから、今更ワシのバッシングはいいのですけれど、反原発だろうが何だろうが、基本的考え方はこの20年以上全くぶれていないワシを捕まえ、「全く理解できない、考え方が違う」だから「辞める」と言うのが、いきなりどうにもそれっぽくないですかね。。。残留させて道義的責任をとらせろと言う意見もあり、何の責任か?反対派の人心を乱したか。
小林よしのり氏が、地震と原発事故の後、日本人は発狂している,,と言っているが、鬼子母神の話が言い得て妙。まさしく同感。

組織的に会員にとっては、ワシのような異端児は、いた方が得ですかね、いない方が得ですかね(笑)。環境運動のためにはいない方がよろしいか。あんたが辞めろ、、でも一向にかまいませんが。今まで会員に対して自分がやるべきことはきちんと濁り無くやってきたつもりだが。
批判する相手が悪かったのか?としたらおかしな話じゃないですか。国民総意で原発や核に「NO」を選択した時、ワシがそのことに反対するとでも思っているのだろうか。

しかし、全ての基本的考えや文脈や話の流れからではなく、気にくわない一部分だけを抜粋して「これ見てみなよ、ひどいよ、これありか?」と取り上げるのは、どうかと思いますよ。これ、最後の毒ですけど(笑)。



Posted: 水 - 5月 4, 2011 at 09:00 午後        




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