ちょいと出かけてきます(笑)


今年は何かと海外多いめ

昨晩は、技工部門が主導で、ラボミーティングが行われました。ドクターと技工士との連携や知識の確認は、適切は歯科医療を提供する上で最重要項目だと考えています。DT(デンタルテクニシャン、技工士)は昨今、離職率ナンバーワンの3K職業の代表で、おまけに「給料安い」の4Kとも。この言われようの背景には、保険での評価の低さ以外に何もありません。例えばヨーロッパで技工士が作ったあるモノが10000円で評価されているとすれば、日本での評価は2000円に満たないでしょう。こんな悪条件の中で彼らが如何に夢を持って仕事に励むことが出来るかというと、それは「知識」と「技術」以外にないのです。そしてそれを評価できる歯科医師の存在が必要不可欠なのです。ワシはそうなりたいし、ウチの技工士達には夢を持ってもらいたい。と言うことで、オーストリアナソロジーの研究セミナーへ数ヶ月送り込んだDHのJNM君をスピーカーに議論しました。柄本先生も駆けつけましてお疲れ様です。シーケンシャルオクルージョンの重要性はまだまだ世間には一般的ではないのですけれど、ウチの医院は20年前からそれに取り組み、やっと最近話が出来る先生がちらほら(笑)。皆さん頑張りましょうね。

さて、土曜からのホノルルのAAP(米国歯周病学会)に参加の先生も多いかと思いますが、ワシはシンガポールです。近しい人が当地で開業したのでその見学がてら、やはり同日から始まるAIDC(alexandria international dental congress)にテロがおっかなくて行けなくなった代わりと言っては何ですが、art&science conngressを覗いてきます。シンガポールは「シンガポール協定」という独特のお約束毎がありまして、これは、日本の歯科医師免許で診療しても良いよ、でも、12人までね、、と言う取り決めです。中東アジアもこれに準拠する動きがあるようですがよく調べていないので何とも。いずれにせよ、日本の免許で海外で開業できるチャンスは非常に夢のある話だと思いますし、高度な知識と技術を世界に提供するチャンスでもあるわけですね。
南米パラグアイに移住するある患者さんに「向こうの日本人相手に歯科診療してくださいよ!みんな困ってるんです!」と誘われています(笑)。パラグアイは日本の免許で仕事が出来るのか調べてみますが、遠いけれど魅力的な話ではありますね。だってワシ、ペルーとかチリとか周辺の国好きだし。難点は、そう、スペイン語やポルトガル語が全く分からない事ぐらいかな(笑)。

2日に帰国予定です。ちょこっとですが、そんな訳でそれまでブログはお休みですね。今年4度目ですか。。。。

Posted: 金 - 10月 29, 2010 at 12:13 午後        




©