歴史があるから新しい


新しいところには歴史がない

帰国後、なるほど1週間ぶりに本業にドブリと浸かりますと、自分の診療室の色々なことが見えてきます。残念なことに、歯科医師は悪いところを見つける習慣ばかり達者になってしまうので、働いている人は気の毒だったりします。あそこが悪い、此処は何としなければダメよ、これ気がつかなかったの?とか、嫌みですよねぇ。。患者さんの口の中だって、必至に不都合があるところを探しているわけです。
180度視点を変える訓練をしました。あそこが良い、これなら具合が良いね誰が考えたの?良く気がついたね。これってこっちは気持ちは良いのですが、言われた方も気持ちが良いらしい。だから益々ガンバっちゃうし、ワクワクのβエンドルフィンが脳内にブシュッと出てきて、何をやってもつきまくる。上手くいく。全体が快適になる。。。。。
それは知ってる!(*^_^*)。。。しかしですよ、慣れたら怖い気もする(笑)。人って慣れの動物だからね。犬なんぞ、毎日同じモノ食っても文句一つない。

スタッフが欠勤。遅くに電話がかかってくる。
「風邪を引いたようで寝込んでしまい朝連絡が取れませんでした。すみません。」
パターン1
「何してるんだよ、日頃からキチンとしないから風邪引いちゃうんだよ。いつから来られそう?明日もダメ?参るなぁ。。」
パターン2
「(^_^;)\(・_・) オイオイ大丈夫?君は頑張り屋さんだからね、体調崩しちゃったか。しっかり休んで元気に出勤できるまで待ってるから。」

もちろん普段の行いで別れるとは思うが、、、、自分が従業員ならどちらが響くか。NLPじゃないけれど、これって意外と大切かも。

昼にテレビ見てたら、なだ万の創始者の言葉「老舗はいつも新しい」。ひどく感動しました。歴史は自ずから出来ますけれど、その中にいつも新し要素を入れていくから長く続くのですね。20年以上経ってもまだなお患者さんの絶えない歯科医院って同じ事が言えるのかしらとふと思いました。新しい技術や考え方が絶え間なく新陳代謝しているから歴史が出来るのかな。何代も続いている山形兄ちゃんの所とかギザうらやましす。ウチはそうなれるかなぁと。歴史があるから新しい!を格言として頑張ろう。20年前のウチは、新しいところには歴史がないので歴史を作るほどに頑張ったわけです。新発売の先生方大丈夫ですよ。歯科医療費全体の低迷は歯科医院の数の問題じゃないことぐらい知ってるよね?歯科医学の進歩に社会保障がついて行かないから低迷するだけの話で、医院の数が多いからじゃないよ。で、歴史を作るほどに頑張れば良いだけの話。
ワシも、そういう新発売の先生に負けないように、温故知新も加えて、新しい気持ちで頑張るさね。(*^_^*)

Posted: 木 - 9月 15, 2011 at 06:28 午後        




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