2010年1月の日記 of HERZ



八戸 E 臨床座談会  ・・・・・八戸における卓越した歯科の勉強会

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2010. 27/Jan

1月のHERZ会は、夏堀デンタルの研修医2名によるプレゼン。

個人的な感想を言えば、近年のドクターは時代背景と共に如何に意味もなく「ハウツー」を欲しているのか自分たちでも理解できないくらい、精神論を否定しています。と言うか、指導者が気がついていないというか。
どのような講習会も、「そんなことは良いから、どうするか教えて」という風潮ばかりで、これでは日本の将来の歯科医療は崩壊するなと思っていた矢先の歯科関連のモラルレスな事件の連続です。
歯科概論で一番大切なことは、どういう診断をしてどういう処置をどうやって施すかではなく、なんの為に歯科医療が存在して、その存在を確認するために社会と自己の関連をどういう歴史的賦形図の中に埋め込んでいくかという、哲学論的精神論が、本来の歯科医療のあり方を決定するんだと言うこと。
その決定された歯科医療の中にこそ、自分が歯科医師として何が出来て何をするべきなのかが初めて見えてくるはず。
そんな中の今回の発表で、「私はこういう歯科医師になりたい」という明確なビジョンをどうやって開花させていけばいいのか混迷している正直な研修医の姿に胸を打たれたわけです。こういう時はどうすれば良いのか?というハウツーな問いかけではなく、こういう時にどう思いますか?という視点の違いに気がついた先生方も多かったのでは。久しぶりに本当にいい話を聞きました。

byくまさか

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