下顎運動の研究と咬合器の開発に関する年表

我々は、多くの先人達の苦労そして偉業のおかげで、現在のような歯科医療環境を得ていることを忘れてはならない。

温故知新というわけではないがその偉業を再確認したくこの年表を作ってみました。

歯科医療、特に補綴治療は、現在模型を用いた間接法による作業がほとんどで、歯科医師が視ている口腔内と歯科技工士が視ている模型が共通の認識のもとで医療を行うためには咬合器の存在が不可欠です。

1805年、Gariotが最初の蝶番咬合器を開発してから約200年。その間、たくさんの咬合器が開発されてきました。その背景には先人達が研究した咬合理論を満足させる咬合器がその当時は無く、それを具体化させるために咬合器が開発されてきたに他ありません。ですから、咬合器を学ぶと言うことは、即ち、咬合を学ぶと言うことなのです。

歯科医療とは、入れ歯を入れることが目的ではない、エンドをすることが目的ではない、最終的にその患者さんにあったかみ合わせを確立、再現し、それが如何に長く機能し、しいては、その結果いかに患者さんの健康に寄与できるかという事が目的です。

1800年代

1900年〜’29年

1930年〜’59年

1960年〜

この年表は、今後より充実していきたいと思いますが、一人の力では調べるのにも限界があります。

これを見て、間違いを見つけたり、これも入れた方がいいというのがありましたら、「 こちら」までメールをお願いします。

改編:1999年7月2日

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